ティールの海に沈む金色の夕日、白い泡を立てて濡れた砂浜に寄せる波、空を舞うカモメたちを描いた油彩の海景画

No. 3

海の夕日

一日の終わり、波打ち際に立って

技法
カンヴァスに油彩
寸法
90 × 60 cm
制作年
2024

太陽が水平線に溶け込む、まさにその瞬間。淡い円盤はクリームと金の暈へと溶け、反射光のきらめく柱がうねりを伝い降り、鏡のように濡れた砂浜を渡って、空と岸辺をひとつに縫い合わせる。

パレットは、雲の蜂蜜色、杏色、やわらかなラベンダーから、沖の深いティール、ビリジアン、プルシアンブルーへと移ろう。その中心に据えられているのが、砕けようとする波の半透明なエメラルドの心臓部、この絵の色彩のもっとも高い音である。カモメたちはスレートブルーの達者な書のような筆致となって琥珀色の空を漂い、情景に尺度と静かな動きを添える。

真の主題は光である。光は泡をピンクを帯びた白の斑にとらえ、引いていく潮の薄い膜を液体の金属に変える。筆致は画面の中で調子を変える。空ではやわらかく溶け合うヴェール、沖では長い水平の引き筆、そして波の砕けるところでは厚く力強い厚塗りとなり、ほとんど装飾的な繊細さをもつ、しなやかな白い糸で描かれる。

熱のない温かさ、嵐のない動き。波打ち際に立ち、一日の終わりを眺めるようにという誘いである。

筆致

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砕ける波のクローズアップ。エメラルドの波頭、厚い白い泡、レースのような波の上できらめく陽光
波のエメラルドの心臓部
厚塗りの筆致の接写。質感あるカンヴァスの上、深いティールの水に重なる羽毛のような白とラベンダーの泡の筆致
厚塗りの泡
夕焼け空のディテール。暗くなりゆく海の上、温かな琥珀とすみれ色の雲のあいだを滑空するカモメたち
琥珀色の空のカモメ

部屋に飾ると

温かみのある漆喰壁の壁龕、クッションを置いたベンチの上に飾られた海景画
ウォルナットの椅子と丸いサイドテーブルのあるモダンなリビング、セージ色の壁に掛かる海景画